各号一覧

わが国企業の低収益性等の制度的背景について／木下信行

国際貿易論の近年の進展： 異質的企業の貿易行動に関する理論と実証／石瀬寛和

金融危機、金融市場、金融仲介機能に関する研究の潮流―危機がもたらした視点・力点の変化の整理―／大橋和彦・服部正純

利益平準化行動がアナリスト予想と固有株式リターン・ボラティリティに及ぼす影響／中野 誠・高須悠介

ファイナンス・ワークショップ 「金融機関における経済資本の活用と経営効率の向上」の模様

金融分野における情報セキュリティ技術の最新動向と今後の方向性―第13回情報セキュリティ・シンポジウムの模様―

幕府による山田羽書の製造管理／藤井典子

私的整理の成立を巡る交渉の法的考察―ゲーム論の観点からの分析を踏まえて―／山本慶子

ICカード利用システムにおいて新たに顕現化した中間者攻撃とその対策／鈴木雅貴・廣川勝久・古原和邦

国際流動性に関する財政的側面について／モーリス・オブストフェルド

執行戦略と取引コストに関する研究の進展／杉原慶彦

全世界所得課税確保のための海外金融資産・所得の把握手法―米国の適格仲介人（QI）レジーム・FATCAレジームの展開―／田中 良

集合的意思決定と法―会社法を中心に―／森田 果

欧米における認識中止に関する会計基準と開示規則の動向： リーマン・ブラザーズの「レポ105」を巡る対応を踏まえて／繁本知宏

公正価値会計の経済的帰結／福井義高

中央銀行の政策運営におけるマクロプルーデンスの視点／白塚重典

2次ガウス過程を用いた担保付貸出の解析的な損失分布評価／山下智志・吉羽要直

IFRSによる見積り拡大と経営者、監査人の責任・対応―重要性を増す裁量的判断過程への内部統制―／越智信仁

ワークショップ 「国際財務報告基準（IFRS）と企業行動： IFRSアドプションのインパクト」の模様

マクロ経済理論の新たな展望と政策的含意／ウィリアム・R・ホワイト

「グローバル化のもとでの中央銀行の将来」―2010年国際コンファランスの模様―／上田晃三・白塚重典・高橋亘・寺西勇生

行動ファイナンスの新展開： 不確実性下における投資理論を中心として／山田哲也

戦後復興期の金融仲介構造に関する一考察―1949～52年度末の資金循環統計の推計―／宇都宮浄人

期待損失モデルに対する情報インダクタンスからの一考察―IASB公開草案（金融資産の減損処理）を踏まえて―／越智信仁・諸田崇義・米谷達哉

信用ポートフォリオのリスク計算：金利変化見通しと個別企業価値変動を考慮したトップダウン・アプローチ／金子拓也・中川秀敏